どうも。久々にこれは投稿したいなあと感じたので記事にしています。
※先に言っときますが、今回の記事ネタバレと感じる方もいると思うので読んで頂けるかどうかはお手数ですが自己責任でお願い致します※(どっからがネタバレかわからんので一応書いときます)
久々に一気に観終わった作品でした、、、
・NETFLIXに加入している人
・アメフトはそんなに詳しくないけど、この人はNIKEの広告でなんとなく観た事がある人
・何かに挑戦した事がある人
・挫折を経験した事がある人
・NBAに少しでも関連してる作品はチェックしたい
・NIKEに関連するものチェックしたい
などなど、色んな観点で少しでも興味がある方は1話だけでもいいので、観て頂くと気に入ってもらえるのではないかなと思います。
とりあえず、NETFLIXオリジナル『コリン・イン・ブラック・アンド・ホワイト』の予告編を見てもらうのが一番わかりやすいかなと思うので、こちらをまずどうぞ、、、
これを見て、おっ?!っと思った方は観て後悔しないはず。
アメフトっていうだけで、敬遠しがちだったけど、ちょっと見てみようかなと考えてくれると嬉しいです。
コリン・キャパニック氏とは?(ざっくり編)
私はアメフトの事は詳しくないので、あくまでも、ざっくりと、自分がコリン・キャパニック氏を知った経緯等をお伝えできればと思います。
まず、私がコリン・キャパニック氏を初めて知ったNIKEの広告がこちらです。
この大胆な広告は1度見たら忘れなかったのを覚えています。
なんか、素晴らしいCMや広告って多くの人達のアンテナに引っかかりますよね、NIKEだけではなく、見た瞬間にこれはなんだ?気になるという感覚になります。
Embed from Getty Imagesそこから、この方に関するニュースを調べていくとこのような動画や記事を観るようになり、知ったのがきっかけでした。
今思うと、アメフトというスポーツの枠を越えて世界に発信をして行動をしたという功績は本当にすごいなと正直に思いました。
そもそも何に抗議したの?
コリン・キャパニック氏は「黒人や有色人種への差別がまかり通る国に敬意は払えない」として、試合前の国家斉唱の際起立を拒否した。
これは警官による黒人対する暴力だと対する抗議行動。
国家斉唱の際に膝を立てて抗議した事で会場にいる観客からは大ブーイングされたりと、彼を取り巻く状況は一変します。先ほど載せた動画内ではトランプ前大統領まで怒る事態にまで発展したりと、アメリカだけではなく世界のニュースになったわけです。
この抗議行動を肯定する人たちもいれば、反対する人たちもいる中で、コリン・キャパニック氏は一貫していた所が素直に凄すぎるなと。
アイバーソンに憧れていた
本題に入りますが、1話目から当時14歳のコリン氏はアイバーソンに憧れてコーンロウという編み込みの髪型にするシーンがあるんですけど、編み込んだ後めちゃ痛がるシーンがあったり、コーンロウあるある的なものを知れた部分もあり、併せてファッションが持つ力や、なぜアイバーソンがイケているのかをコリン氏本人が熱弁するシーンがあり、この作品めっちゃ良いと思う私でした。
Embed from Getty Imagesそう考えると、アイバーソンって色々なパイオニアだったんだなぁと思う。
当時読んでいたDUNK SHOOTでジョーダンも尊敬に値しない的な発言がクローズアップされていたのを思い出す。
アイバーソンが入団したのは96-97シーズン、これはジョーダンが復帰して2連覇を目指していたシーズンなんですよね。
イケイケなジョーダンに対してのこの発言をしたのはかなりインパクトあったなあ。
ただアイバーソンは結果も出して、ファッション、ミュージック等の業界にもインパクトを与えた存在は唯一無二ですよね。しかも、ストリートに強い親和性を持って、自分に正直になる姿というのは、誰でもできるわけがなく、そこにアレン・アイバーソンという魅力が詰まっているのかなと感じました。
このCMカッコイイ。
なんか私だけかもしれないですが、アイバーソンはレベルになるとアイバーソン=Reebokのイメージに定着する。
偶に、コービーはなぜ最初からNIKEが契約しなかったんだー!(色々大人の事情があるのは重々承知でファッション的な直感で話をしてます。)とかドウェイン・ウェイドはなぜコンバースなんだ〜!ここもNIKEだろー!そして最初からブルズに入団して欲しかったー等、単純に私のひいき目が影響しているのはありますが、、、、
ただアイバーソンのような自分の表現を貫く人というのは、その人自身がもうブランドになっちゃっているから、ぶっちゃけ、どのブランドであっても、アイバーソン色になるし、他のブランドのイメージをかき消すくらいの力があるなと、Reebok社はアイバーソンと契約できたの嬉しかっただろうな〜。
そう考えるとReebokって中々攻めたブランドだ。
まずシャックでしょ、、、、
ショーン・ケンプでしょ、、、
レジェンド勢揃い、これ豪華だな〜と思ったら、すいませんコンバースでした。NBA CM繋がりという事でお許しを。
このウェポンって、チームカラーを印象づけるイメージをCMするあたり、Jリーグ初期の帽子を思い出すのは私だけでしょうか、、、(全然関係ない所をリンクさせてしまい、すいません、ヴェルディ率高かったなぁ、当時最下位のイメージが強かったレッズを選んでいる人は本当のファンなんだなあと感心したものです。はい全然関係ない話です。)
このチームカラーの手法って今思うと、購入する人たちの幅を狭めてしまう可能性があるから、カラーによって売り上げの差が開いてしまいそうな気がするけどどうなんでしょうかね。
セルティックスが好きな人は緑しか買わないみたいな、逆にそれを狙って発売したのだろうか。
何目線で書いているのかわからなくなってきたので次の話題。
野球で大学から特待生の誘いが来るほど優秀だった
コリン・キャパニック氏はアメフト選手になる前は野球選手としても優秀で多数の大学から特待生としてスカウトされるほどの能力の持ち主って所も素晴らしいですよね。
この作品を見て思ったのですが、アメリカの学校って様々な競技に挑戦できるシステムなのだろうか?
作品の中ではバスケットボールの試合とかしてるシーンもあるのですが、単純に授業だけど、ユニホームとかを着てプレイをしてただけなのか、それとも、能力ある人は複数の競技に選抜で参加してもいいルールなのか、いずれにしても、アメリカの文化を垣間見れたシーンだした。
今も続くアメリカの日常に潜む人種差別
この作品の中ではアメリカの日常に潜む人種差別をリアルに感じ取る事ができる。
髪型を編み込んだだけで、野球監督からは嫌われ、コーンロウ禁止令のルールを監督が作ったり、アメフトでは不本意な選手選考が行われたり、、、
野球の大会で遠征先のホテルでは”黒人”(白人とか黒人とかの正しい呼び方がわかる方いたら教えていただきたい、昔からこの呼び方に違和感があるのは私だけだろうか、ただ何と言ったら良いのかわからない為ご容赦ください。)というだけで注意を受けたり、従業員があたかも悪さをするのでは?というような目線で見られたり、まぁなんとも陰湿ともとれるような”黒人”に対するコミュニケーションが多くあった。
この”何気ない”コミュニケーションというのが印象的だったと感じた。
ブラックムービーとかを観た事がある人であれば、お決まりの描写ではありますが、観た事がない方にとっては、意地悪い白人というイメージが残るのではないでしょうか。
アイバーソンがファッションへの影響を与えた部分でNBAに導入されたドレスコードに触れている所もあったので、導入された背景を知る事もできましたし、アメリカの根深い問題を認識できました。
2021年現在もこのような人種差別が行われているのは何ともはがゆい現状ですよね。
ただこの作品を見る人が1人でも増えて感じる物があれば、コリン・キャパニック氏が起こした行動というのはスポーツの枠を越えて意味のある行動といえるのではないでしょうか。
『コリン・イン・ブラック・アンド・ホワイト』最高の作品でした。
ではまた次回お会いしましょう〜!
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